去る2008年3月に、かの名車 新幹線0系を撮影をすべく、旅をしました。 |
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去る3月15日のダイヤ改正で、新大阪に顔を出す0系は激減した。 朝については、この6時12分発 博多行き その後は7時59分。 以降、0系使用列車は、なし。 深夜に翌日折り返す列車の到着、鳥飼への回送があるのみである。 すなわち、朝の時間帯に集中しており、東京からだと、銀河が無くなった今、18きっぷ それも「ながら91号」で乗り継いでいっても、間に合わない。 夜行バスでは到達が可能なのだろうか、知識が無く、わからないが、7時59分新大阪発では、朝食もゆっくり取れなそうなイメージである。 朝一番の「のぞみ」で東京を発っても、7時59分の「こだま」を姫路で抜いて岡山まで行くことになってしまう。 そして、今回撮影した6時12分の「こだま」には、博多でも追いつかない。 岡山以西では、もう1往復あるが、大阪近郊では、すっかり撮影が難しくなってしまったことを実感した。 写真は新大阪駅20番線から。 鳥飼の基地から、わずか7〜8km程度であるが、0系が東海道新幹線を歩む最期の姿である。 東海道新幹線はデジタルATC化されているが、0系にはそれは無い。 新大阪駅にて |
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前日、2枚きっぷを梅田のチケットショップで求めた。 翌日、6時前に窓口で座席の指定を受ける。 窓口氏「6:00のレールスターでよろしいですか?」と。 Po 「いいえ、こだま629号を」・・・。 窓口氏「え??629?こだ・・・ま・・・満席・・ん??」 「あぁ、!」 「か、各駅停車ですので、だいぶ時間がかかってしまいますが、良いですか?」 ・・・0系をなめてるのか! 案の定、新大阪から博多まで指定席を求める客は、皆無のようで、券面の「博多着 10:41」をみて驚いていた。 (この時間帯の「ひかりレールスター」であれば、余裕で8時台に到着するので、当たり前だ) テールライトもまぶしく、わずかの停車時間の末、山陽路を走り始めた。 新大阪駅にて |
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随所に昭和の香りを残す車内。 車端の号車案内プレートや洗面台が特に渋かった。 また、LED案内表示など、必死に時代について行こうとした形跡が見られた。 |
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使われなくなった販売準備設備。 車両は動いているのに、この部分だけは、埃をかぶって、死んでいた。 0系は新大阪発車時 各車両に2人〜3人であったが、西へ向かうにつれ、乗客は増えていった。 もっぱらは、短区間乗客が多く、陣地の指定席にも、指定券を持っていない風の乗客が乗ってきては、次のレールスターが止まる駅で降りていった。 ローカル新幹線の使命を、0系はたんたんとこなし、西へ進んでいった。 少し寂しさも感じた。 突然、車内販売が現れ、やっと新幹線らしい「にぎやかさ」が出たように感じた。しかし、人をこのように呼ぶのは悪いかもしれないが、古い0系のようなオバサンであり、何度往復してもさっぱり売れておらず、寂しさを拭うには至らなかった。 1人常務の車掌による車内改札も終点まで無かった。 |
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徳山駅で新大阪駅を1時間後に出た「のぞみ57号」に捉えられる・・・。 こう見ると、同じ新幹線のはずだが、両者が全くの「別物」のように見える。 44年の追い越しである。 徳山駅にて |
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痛々しいスカート。 やさしい目をした0系。 博多に到着した0系は、博多総合車両所へ引き上げるが、すでに隣のホームには、品川駅6:00始発の「のぞみ99号」が滑り込んでいた・・・。 「のぞみ」と「こだま」の差はあれど、我ながら贅沢に時間を使ったものだと感じました。 6編成が活躍していた0系であったが、このダイヤ改正で、運用所要が3編成に減少。現在運用についていない3編成については、原型の塗色に復旧されるという(→西日本プレス)。 つまり、このフレッシュグリーン塗装は一足早く「見納め」になるようだ。 博多駅にて |
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一方で100系。 ゴージャスな2+2シートと大型窓で、ゆとりあるローカル運用につく。 博多南までは、100系のお世話になりました。 博多駅にて |
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博多南に到着。 博多南線という特異な路線で、博多南駅はどんな感じなのか、全く想像がつかなかったが、降りたら中規模な住宅街の駅であった。 懸念であった「大荷物」も、「地域センター」のようなビルにコインロッカーがあり、身軽に駅から散策をスタートすることができた。 周辺では、「九州新幹線」の工事が進んでおり、33年間切れたままになっていた山陽新幹線のラーメン高架橋に、九州新幹線の構造物が繋がっていた。 博多南駅周辺にて |
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博多南駅の反対側に回ると、総合検測車の一部が見られた。 |
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突如現れた100系ダブルデッカー。 | |||||||||||||||||||||
勢ぞろいした、歴代新幹線。 椅子がお気に入りの700系がいませんが、偶然訪れてこれだけの並びを撮影できたので、満足です。 |
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恐ろしいほど、急勾配で高さを稼ぐ、九州新幹線の高架橋。 線路規格が全く別であることを、実感しました。 |
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