有終の力走。夏の山陽路へ
 開業以来O系が走る山陽新幹線

2008年08月05、06日

08月04日夜、ムーンライトながらと18切符を使って、今も山陽新幹線で活躍する0系の姿を一目見るため東京を出た。大阪ではこだま629号もこだま639号にも間に合わないため徳山までは18切符を使って快速と各駅停車の旅。徳山からは各駅新幹線0系で博多を目指した。


徳山駅に入線するこだま659号博多行き。東京駅でよく見た0系も乗車するのは初めてのこと。

08月05日、徳山駅にて。


徳山で発車待ち。いよいよ0系に乗り込む。08月05日、徳山駅にて。


0系車内で0系パネルを発見。いよいよ最後なんだなと、再確認した。08月05日、0系R68編成車内にて
 

デッキを撮影。いかにも国鉄特急という風情の漂うデッキ。183系や185系に通じるものを感じる。国鉄ノスタルジーを新幹線で感じられるのもあとわずか。08月05日0系R68編成車内にて。


3号車には売店や車販準備室を設けた25形が連結されている。かつてはここで、サンドイッチやコーヒーを買ったり、車内販売員がおみやげ物を積んだりしたのだろう。今となっては歴史に取り残された遺跡のようになっている。08月05日、O系R68編成車内にて。


この編成の中で見つけた製造元プレート。昭和60年とは1985年のことであり、100系が華々しくデビューした年である。落成も同年であるから、100系と同時期の編成である。X編成に生まれていたらすでに廃車になっていたことだろう。08月05日 O系R68編成車内にて。


幼い頃に憧れた運転室。0系の運転室は歴史と夢が乗務している。08月05日、0系R68編成車内にて。


乗務員扉越しにみる運転室。この車両は36次車であることが分かる。化粧版が緑色のいかにも国鉄、という感じの「コックピット」08月05日、0系R68編成車内にて。


ドアが開いてて車掌さんに直接交渉。快く一枚撮らせてくれました。車内放送はここから流れるんですね。08月05日、0系R68編成車内にて。


ちなみに5号車車内。デッキと異なり、古い感じはあまりしなかった。帰りはN700系に乗ったが0系の乗り心地はN700系より良かった。08月05日0系R68編成車内より。


新山口停車中のこだま659号。08月05日、新山口駅にて。


新下関に停車中のこだま659号。写真の左側、駅の外側には新下関に配置されている0系訓練車もいた。08月05日、新下関駅にて。


博多に到着の同車。到着後は博多南駅へ向けて発車の予定。08月05日、博多駅にて。


車庫まではもう少し。博多到着時よりも多いお客さんを乗せて博多南線を下る。08月05日、博多駅にて。


日も傾いてきた博多駅にこだま759号が滑り込んできた。筆者はこの編成に乗り博多南駅まで行きました。08月05日、博多駅にて。



夜の博多総合車両所。500系の隣には運用を終えたフレッシュグリーンを纏った0系の姿も。08月05日、博多総敷地外にて


ドクターイエローと0系フレッシュグリーンのツーショット。奥にはWIN350や100系ダブルデッカーもおり、歴代の車両がズラリ。08月05日、博多総敷地外にて。


博多到着当日はとんこつラーメンを食べて寝ました。翌日、大阪0600発こだま659号朝一番の長旅もそろそろ終わり。08月06日、博多−小倉にて。


日も高くなり、快晴での撮影。写真は東京0717発のぞみ173号。この日は300系での運転。08月05日、小倉-博多にて。


500系で運転のぞみ9号。東京から博多まで運転する500系は一日にたったの2本しかない。08月06日、小倉−博多にて。



ついに本命0系。こだま639号。大阪から博多まで直通する0系使用のこだまは朝に大阪を出る2本しかない。08月06日、小倉−博多にて。


2本のうちラスト1本の500系のぞみ。8両編成化されたものもあり、16両で撮影できる機会がこれからさらに減ることだろう。08月05日、小倉−博多にて。


懐かしい音を聞き、カメラを向けると、なんと、白電が!常磐線ではもう見ることの出来ない415系も九州では健在。なかなかサプライズな通過でした。08月06日、吉塚−博多にて。


1500番台の帯の色が薄いこと、ベンチレーターが撤去されていること、連結面に幌がないことなどの差異はあるものの紛れもない415系が目の前を通過していった。 08月06日吉塚−博多にて。


博多の街をバックに博多駅までラストスパートを駆ける。08月06日、小倉−博多にて。


こだま674号新大阪行き。現在の0系の運用で唯一新大阪−京都にある鳥飼基地に入区する運用。この運用があるお陰で東海道新幹線を0系去った今でも東海道新幹線での0系走行が健在。08月06日、小倉−博多にて。


最新のN700系とすれ違う。44年越しのすれ違い。こんな姿が見られるのも後わずか。08月06日 小倉−博多より


博多を発車して上る最後の0系。赤く光る目と、丸い鼻。柔らかく、優しい表情のまま広島を目指す。08月06日 小倉−博多より

東海道新幹線が開業してから今年で44年。世界の高速鉄道の礎を築くべく、夢の超特急0系は誇らしげに、そして華々しくデビューした。日本の新幹線を語る上で欠かすことの出来ない存在である0系の使命が今年の11月30日で解かれる事となった。さよなら、と声をかけてやるべきなのか、ありがとう、と労ってやるべきなのか。今現在走っている0系の車齢はバラつきがあるものの、22年〜24年といったところ。同世代の車両には205系などがいる。まだまだ、若い、と思うのだが、高速鉄道故に一日に稼ぎ出す走行距離も当然ながら長く、短命なのであろう。国鉄は0系を廃車にする基準を製造から13年としていたことを考えると、JR西日本の丹念な手入れと改造によって延命されたと考えるの妥当である。東海道新幹線からは1999年9月に引退した0系であったが、山陽新幹線を走る0系はそれからさらに9年も活躍を続け、21世紀を迎えることさえ出来たのである。100系は0系のモデルチェンジ車であることを考慮すると、0系と100系は兄弟といったところであろうか。すると、300系、500系が子供世代、700系、N700系は孫世代ということになる。そう考えると、0系は300系とでさえ歳が離れた存在なのだ。さよなら運転も予定されているようだが、最後の駅に到着するまで、無事に山陽路を夢と歴史と新幹線の誇りを乗せて駆け抜けてほしい。

更新車:御茶ノ水総合車両観察センター根津派出所

(コメント)
遠征お疲れ様です。
確かに関東からですと、0系に出会うのは大変になってしまいましたが、0系に会いに行く価値は大きいと思います。
九州管内各所での撮影、お疲れ様でした。
暗くなりかけると、窓の明かりや、車体の丸みなどが強調されて、良い感じに写りますね。
貴重な写真の投稿、ありがとうございました。
(pokeo)


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